2013-11

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オゾンビ

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オゾンビ
('A`)制作国アメリカ。制作年2012年。劇場公開作品。
('A`)監督:ジョン・ライド。出演:コリー・セビエール。イブ・マロウ他





※以下ネタばれ注意※





あらすじ
2011年5月2日、米国軍はオサマ・ビンラディンのアジトを急襲し、ビンラディンを射殺。しかし、ビンラディンは殺害される直前に、自らの体にある薬品を投与していた。遺体輸送中、ビンラディンは突然ゾンビとなってよみがえり、周囲の兵士を殺害して逃亡。一方、9・11で同僚を失った元消防士のデレクは、ビンラディンを殺害したという米政府の発表を信じず、復讐のため単身アフガニスタン入りしていたが……。(映画.comより引用)




('A`)ビン・ラディンは二度死ぬ!
パッケージからすでに分かる馬鹿ばかしさにつられて思わずレンタルしてしまった本作。私は全く知らなかったのですが、日本でも劇場公開していた作品なのですね。テーマがテーマですし、あんがい有名だったのかな

ビン・ラディンがアメリカ軍に襲われるところから始まる本作、あらすじから場面はカップルが仲睦まじげに遊ぶシーンに。女性が先に海に入り、定番の「あなたも一緒に泳ぎましょう!」と男を呼び、男はそれにほほ笑みながら海に向かう準備をしていると、これまた定番の女性の足を水中から映すあの演出

ひょっとしてまさか、ジョーズなのか。それともシャークトパスか。
まさかとは思うけれど、今回のゾンビは水陸対応型のゾンビなのか!?とワクワクし次の展開を見ると

なんとビン・ラディンのゾンビが海から普通に歩いて登場
ここからまた場面は移り、本編がようやく始めるのですがこれ以降まったく泳ぎが出来るなどの描写もなく、泳ぎが出来るほどに運動が出来るタイプのゾンビでもない、ジョジョでもよくある最初だけすごいパターンだったのですね。これには正直がっかり

しかしこの映画のがっかりはここでは収まらなかった。本編がはじまり、主人公たち特殊部隊とゾンビの初戦闘シーン。どうやらゾンビのことはもう知っているようで、そのうえで送り込まれた特殊部隊なら『バイオハザード3』のような、なんというかプロの戦闘かと思ったら、こいつら割と近接戦闘ばっかり

一応は火器も持ってるくせして、なぜか上半身裸で近接戦闘をする主人公。唯一の女性キャラも、銃を持っているのになぜかサムライソードを使い、素人でもわかる違和感を感じるような使い方でゾンビを切りまくります。他のキャラも銃をもっているのに相当近くに寄らないと撃たないし、なんだこいつら。

そして最初の戦闘ではやくも死ぬリーダー。そのすぐ後に、砂漠のど真ん中で全員が見ている中でなぜかゾンビの不意打ちを食らい噛まれてしまう副リーダー。そのちょっとあとに、ゾンビに噛まれてしまったので最後の力を振り絞り銃をとってくるから援護してくれと仲間に頼み、なぜか誰も援護してくれず大量のゾンビに襲われゾンビ化した後に撃たれた頼りになりそうだった奴と、なんだか死に方が理不尽!

まぁそんなこんなで、最後の最後まで戦闘シーン等にはなんともいえないもやもやが付きまとう本作。戦闘シーン以外の会話シーンも、無駄に長いだけの必要性の無いシーンが多く、キャラクターにも別に魅力はありません。

それに、ビン・ラディンがゾンビだとか、テロリストがゾンビを使っているのを活かしたような演出もほとんどありません。ゾンビだから人肉は食べるけど豚肉は食べないとか、そんな設定もないですし、飛行機をみると運転したがるとかそんなのもありません。

しかしその代わりに、この映画には不自然すぎる血しぶきや、唐突なキスからの恋愛要素。日本人でなくともなにか違うと感じるであろう刀アクションや、砂漠のど真ん中でゾンビに不意を突かれる特殊部隊。陰謀論者は頭がおかしいと言いたいのがひしひしと伝わってくるセリフの連続など、思わず首をかしげるような見どころがたくさんあります。


気になったのならぜひ自己責任で見てみてください。




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ルーム33

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ルーム33
('A`)制作年2008年。制作国アメリカ。劇場未公開作品。
('A`)監督:エディ・バルビーニ。出演:チャド・コリンズ。ニコール・ディオンヌ他






※以下ネタばれ注意※





あらすじ
ローラーゲームの大会に出場するため車で山道を走る5人の男女。道中、事故にあい立ち往生をしているカップルと出会った彼らは、何もない山道で事故を起こしたという彼らに不安を感じつつも車似せてあげる事に。その後、道に迷ったことに気づいた彼らはとりあえず車を止め、泊めれるところを探しに山の中を歩き回り1つの建物を見つける。「ウィリアムソン養老院」と書かれたその施設は既に廃墟となっており、怪しげな雰囲気を放っていたにもかかわらず、彼らは仕方なくその建物で一泊することに


なんとなくラテン系なOPから始まった本作、OPは曲や演出含めてなかなか独特なものであり、「これは思ったより手の込んだ作品かもしれない」とこの時は私も思わずわくわくしてしまった。

陽気で下ネタ大好きなデブと、警戒心が強く臆病な黒人の男2人に加えて気の強い女3人によるローラーゲーム組と、少し素性が怪しい美男美女のカップル。定番通りに道に迷い、これまた定番通りに怪しすぎる建物を見つけ、ここに泊まると言いだす若者たち。

うん、前半は良い感じだぞ

序盤は、この手のホラーで定番の展開を問題なく踏んでいき良かったけれど、大事なのは作品毎の特徴が出始める中盤。表紙の女の子は幽霊なのかそれとも物語のカギを握るタイプの女の子なのか、そんなことを考えながらみていると、いきなり現れ襲いかかってくる少女。

どうやら後者のようだな。なんて思いながら簡単に捕まる少女を見ていると、ここでB級ホラー特有のすごくチープなフラッシュバックが唐突に出現。やっぱりこの少女がなにかカギを握っているようだけれど、ここで場面が移動し、急に現れる黒い服を着た男。ここでどうやらカップルの事故現場に到着した警察官と、仲間の女が1人やられた模様。

「たしかに、警察が全く現れないのもおかしいもんな、そんな疑問が出ないようにここで芽をつぶしたのか」と感心。これまでが大体20分なので、前半はメインのキャラを全員登場させ良い感じに謎の演出もした流れとしては完璧な前半と言えると思う。

建物の周りを見に行く係と少女をみはる係とそれ以外に分かれた若者たち。少女の名前はロクシーというらしく、非常におびえておりまともに会話が出来ない状態。ただ口癖のように「レイチェルは死んだ」というだけ、レイチェルって誰だよ・・・一方、建物の周りを見に行った男は近くのキャンプ場で目をえぐられ死亡している集団死体を見つける。

40分くらいになり、黒服がようやく建物中に侵入してきたりしてようやくストーリーが動き始める。最初に襲われた仲間が44分ごろにようやく発見され、流石にやばいと感じた若者たちは仲間のうち2人を町に向かわせて残りはここで待つことに。

しかし、この映画どうやら問題は後半にあったようだ。
それまでも、黒服の男がどうにも敵としての魅力がなかったり、ルーム33という単語が全然出てこないなど気になるところがあったのだけれど、最も大きな問題はそれらの謎がほとんどはっきりしないまま映画が終わってしまったことだろう。

40分ごろになっても最初の一人以外全然死ななかったというのに、それ以降思い出したかのようにバタバタ死に始める仲間たち、1:04になりようやくルーム33という単語がでたはいいけど、ショック療法の部屋という以外にまったく判明しないまま。急に現れたチェック柄の服を着たロクシーの叔父という男によりロクシーについての謎や黒服の男についてはそこで大体判明するのだけれど、なんだか監督が投げやりに急ぎだしかのような展開の連続・・・

終盤はホント悪い意味での驚きの連続だった。思わず「これでエンディングなの?」口に出して言いたくなるようなラストで映画は終了。なんじゃこりゃ


結局、この映画で最も大事な「ルーム33」「ロクシー」「黒服の男」についての設定というか練りこみが一番甘かったような気がするなぁ




ゾンビ・ハイスクール

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ゾンビ・ハイスクール
('A`)制作年2012年。制作国アメリカ。劇場未公開作品。
('A`)監督:アレックス・クレイグ・マン。出演:ヤコブ・ザッカー。アレクサ・ニコラス他





※以下ネタばれ注意※





あらすじ
補習のために集められた6人の若者。健康と親の目を気にするぽっちゃり、おバカなジャンキー、軍隊志望のアメリカを愛するいじめっ子、その彼女で学校一の美人チアガール、ちょっと怖いけどイケてるゴス。しかしそこに待ち構えていたのはむかつく教師でも補習の山でもなく、ゾンビとなった同級生に埋め尽くされた学校だった!ラリってる場合じゃないぞジャンキー!


多種多様な若者たちが、ゾンビに埋め尽くされた学校でなんとか生き残ろうと四苦八苦する映画『ゾンビ・ハイスクール』レンタル屋ではホラー映画の欄にありましたが、最近よくあるコメディ寄りのゾンビ映画の一種だった。

主人公は正面に写っているメガネ君。見た目通りのキャラで、勉強はできるけどオタクでいじめられっ子な男の子。でも優しい心の持ち主の良い子かと思ったらそこはそうでもなく、いじめっ子と付き合ってる美人チアを彼氏の目の前で堂々口説こうとして失敗したりなど、いじめられもしょうがないと思わせるKYぷりを最初から見せつける中々の男。

そしてこれまた近年のコメディ系ゾンビ映画によくあることだけど、主人公とゴスはゾンビマニアでゾンビについてかなり詳しい。なんでこの手の映画はゾンビマニアが1人はいるのかよく分からないけど、本作ではこの2人がそのポジション。

しかしこの2人、最後の最後までどういう関係なのかがよくわからない。仲がいいようなそうでもないような、よくある幼馴染関係かと思っていたけどそういう話もなし。一応ヒロインポジションなんだから少しは関係を教えてほしかったと思わないでもないのに。

大きいストーリー自体は定番通りの展開で、少し頼りになるいじめっ子が序盤でゾンビにかまれたのを隠して皆と接していたり、誰とも恋愛関係がないキャラからばったばった死んでいったり、逃げたい奴らと立てこもりたい奴らと衝突したり、死んだ仲間がゾンビになってでてきたりしながらも、なんとか戦う主人公たち。

この映画のゾンビは、そんなにスピードが速くないどちらかといえば初代ゾンビタイプのゾンビ。扉は開けれないけど梯子は登れる知能を持っており、首を跳ね飛ばしても脳味噌をつぶされない限り頭だけで生きている(でも、頭だけのゾンビに噛まれたりはしない)そして身体能力は生きていた時の能力により左右される(特別それを生かした展開はない)といったもの。

ゾンビがいい!というほどではない、可もなく不可もなくなゾンビだったなぁ。

ハイスクールというだけあり、主人公たちは全員高校生。若いだけあって性の話題に敏感な主人公たちは、生きるか死ぬかというこの事態に生殖本能の方がふつふつと湧き上がってきてしまい、そういう話に。しかし、そういう話をしただけでそういうシーンはなし。チアガールのブラ以上をこの作品には期待して借りようものなら涙を流すことになるでしょう。

この作品で唯一これは良いと思ったのがその話のあたりで、「ゾンビ映画は道徳的なプロパガンダのクソ」「チアガールとオタクが付き合うわけない」「このさいオタクでもいい」などなど色々面白いところは多かった。それ以外だとジャンキーのキャラがそこそこ良いといった感じ。

あとはBGM、この映画で流れるBGMは全く場面とあっていないようなものばかり。ショーンのクイーンを流しながらゾンビを叩くシーンのようなのを狙ったとも思えない、ただセンスがないだけとしか思えないBGM。序盤で、主人公たちがゾンビから逃げるシーンだというのに、なぜかエンディングのようなBGMが流れ出したときは、これからの展開に不安を感じずにはいられなかった・・・


ああ、あと最後の方に出てくる「先生戦車」
あれはもう、なんなんだろねあれ。あそこまでやられると苦笑いしかでなかった





CQ

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CQ
('A`)制作国:アメリカ。制作年:2002年。劇場公開作品
('A`)監督:ロマン・コッポラ。出演:ジェレミー・デイヴィス。アンジェラ・リンドヴァル他






※以下ネタばれ注意※





あらすじ
 1969年パリ。2001年の未来を舞台にしたSF映画「ドラゴンフライ」の編集をしているアメリカ人青年ポール。彼はまた自主映画作りに熱中しすぎるあまり恋人にあきられる始末。そんな一方で、「ドラゴンフライ」のプロデューサー、エンゾと監督アンドレイはエンディングに関して互いの考えを譲らず衝突し、エンゾはアンドレイを解雇してしまった。そして巡り巡ってポールに白羽の矢が立ち、監督を任されることに。ポールはエンゾからオーダーされたエンディングに悩まされると同時に、主役の女子大生ヴァレンタインに次第に惹かれていく。(allcinemaより引用)



昔の映画化と思って見ていたのですが、あとから調べたら2002年公開の作品だったのですね。2002年公開で1969年が舞台、しかもそのなかで2001年の地球を舞台としたSFスパイ映画を撮っているなんて、中々面白そうな脚本ですね。

実を言うと、私はこの映画のことを純粋なSFスパイ映画と思って借りてしまったのですけど、内容は思っていたのとは全然違いましたけれどこれはこれで面白かったです。なんというか、センスだけで作られた映画といってもいいような映画でした。

モールス信号を使ったようなOPから「ドラゴンフライ」が始まり、スタートレックをなんとなく彷彿とさせるような、未来感たっぷりな良い映画が今からはじまるというところで、撮影が止まりぞろぞろと現れる現実感たっぷりな撮影スタッフの面々、それからもう一度、今度はドラマチックなしゃれた雰囲気のBGMでOPの続きが始まりようやく本編に。

この冒頭の流れだけでも、映画のつかみとしては十分によかったと思います。前半を全体的に見てももちろんいいんですけど、それだけ良いOPだったということで。

主人公のポールは少し妄想気味な映画スタッフ。才能はあるけれど恐らくその控えめな性格からなかなかチャンスが巡ってこないのでしょう。30分くらいまでは、映画の重要登場人物たちがいい流れで登場しつつ、だいたいどういう映画かも分かるような、素晴らしい前半だったと思います。

主人公をとは対照的に、現実を見据えて生きる彼女や華々しい映画の撮影現場に、自分とは違い自信家な若手人気監督たち、様々な人々と交流しつつたまに急に妄想の中に入り込んだり、ぐちゃぐちゃしてるようで意外とスムーズに映画は進みます。

中盤は正直すこしだれていました。ストーリーの展開自体はあったのですが、この主人公はなんというか流されて生きているようなキャラだったので、少なくともここまでは、見ていてなんだか「あっ」と思う間もなく場面が流れていってしまったような。スムーズすぎたんですかねぇ

後編は、ドラゴンフライの収録も終わりに近づき映画のほうも少し活気を取り戻したのですが、監督がこの映画を通して伝えたい主義主張がキャラクターのセリフとして安易にこっちにきたのが少し残念。

中・後編ともにまったくといっていいほど褒めなかったですけど、それでもこの映画が面白かったのはやっぱり監督のセンスがすごいからだと思います。BGMやドラゴンフライの独特な世界観はセンスなくしては出来ない良いものだったです。

映画としての出来はともかく、面白い作品だったのは確かだと思います。
個人的には「ドラゴンフライ」の方が本作より見たかったですけど笑




公開中の映画

現在公開中の映画
『悪の法則』『キャリー』『まどかマギカ叛逆の物語』を見てきました。

今までは、新作映画の感想はレンタルした映画の感想にちろっとおまけで載せていたのですが、今回は3作一気に見てきたので、短くですがまとめようかと思ったわけです。

ネタばれも、あらすじもなしなんでホント短くですけどね。

まずは『悪の法則』
CMの作りが抜群にうまいですよねこの映画。あのBGMであの役者陣であんな煽り方されたら、見てみたいと思うのは映画好きとしては当然のことでしょう、たぶん。

ただ、正直このタイトルはどうかと思うのですけどね。最近の映画・小説は「悪」という単語を使い過ぎだと思います。たしかに、惹かれる単語ではあるのですが最近はあまりにそれが多すぎて正直「またか・・・」という感じです。特に「悪の~」なんてねぇ

個人的には、1人で静かに見る分には良い映画だったと思います。映画の内容としてはCMはすこし違うんじゃないかと思うのですが、別に腹が立つほどに悪い映画だったとは思いません。ラストはどうかと思いますけどね・・・

ちなにみ、原題は『ザ・カウンセラー』でシンプルに弁護士というだけのタイトルだったような。確かにこれじゃ邦題としては少しパンチが弱いですね。


次は、『キャリー』
旧作は私もDVDを買うほどに大好きな本作。正直、あんな可愛い女優起用してプールのシーンとかも追加したりして、大丈夫かよ・・・なんて思いながら見に行ったのですが、意外に今回見た3作の中では一番良かったです。

ただ、私の中では旧作のキャリー・ホワイトはああなるべくしてなった少女というイメージだったのですが、本作のキャリー・ホワイトは別の道があったのにああなってしまった少女というイメージ。

どちらも、可哀そうというところは同じなのですが旧作のキャリーとは似て非なるものでしたねやっぱり。まぁ、どっちも泣いたんですけど。


最後は『まどかマギカ』
テレビ版を見てそこそこはまった身としては、映画は期待半分不安半分で見に行ったのですが、これは正直賛否両論だったのではないでしょうか。

ネットの評価とかをちらっと見る限りでは良い評価ばかりですけど、私はちょっとどうかと思ってしまいました。テレビ版の時から、ほむらは少し嫌いでしたけど本作で完全に嫌いになりましたし。

なんというか、仮に最善の方法とかがあったとしても、間違った道を選んだ人の覚悟や思いを自分の判断でないがしろにしていいわけないと思うんですけどね。ええ。

ただ、主義主張的な部分が気に入らなかっただけで、ストーリーは面白かったと思います。



だいたい、こんな感じですね。
『キャリー』と「まどマギ』は少し大きい映画館で見たのですが、『悪の法則』は前日に地元の小さい映画館でみたので、私1人で貸し切り状態で見る事ができて最高でした。やっぱりああいう映画は少し寂びれたようなとこで見るのが一番ですね。



バスケットケース

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バスケットケース
('A`)制作国アメリカ。制作年1985年。劇場公開作品。
('A`)監督:フランク・ヘネンロッター。出演:ケヴィン・ヴァン・ヘンテンリック。テリー・スーザン・スミス他





※以下ネタばれ注意※







あらすじ
安っぽい、寂れたホテルに現れた1人の青年ドゥエイン。彼は、バスケットケースと大きめのカバンだけを持ち「ここに泊めほしい」と言い大金を大家に払う。ベリアルは翌日、病院に必要のないバスケットケースを持ったまま出かける。病院の看護婦との甘い会話を楽しむドゥエインであったが、彼の目的は、かつてシャム双生児として生まれた自分と兄を引き裂いた医者に対する復讐であったのだ。そしてその夜、ドゥエインは再びバスケットケースを持ったまま医者のもとに出かける。兄ベリアルとともに、かつての恨みを果たすために



私の好きなマンガ『JOJOの奇妙な冒険』の作者の荒木先生も好き(らしい)作品『バスケットケース』、今回はその第1作目を見ました。今回はといっても、2以降は私が使っているレンタル屋にはなかったですし、調べる限り評判も悪いので見ないと思いますけど。

シャム双生児として生まれた兄弟、兄ベリアルと弟ドゥエイン。子供のころは弟のわき腹に兄という名の肉の塊がくっつている姿だったのですが、手術によりそれが離れ離れにされてしまったのです。その際、医者や父親は兄を殺し弟だけを救おうとしたので、今その復讐を兄弟は果たそうとしているというのが映画の本筋です。

色々と見どころのある映画ですけれど、とりあえず前半は兄ベリアルのチープさと、この手のカルトホラー特有の作品の世界観と、あとは女医が殺されるときのわざとらしすぎる演技が見どころでした。いやほんと、わざとらしい。日本や韓国の子役なみにわざとらしかった。


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↑が兄ベリアルです。これでも一応ちゃんとした人間で、生きています。10歳くらいまで弟のわき腹にくっついていたのをひきはがされたのですけど、こんな大きいの剥がしたら普通は弟も死んじゃうでしょうね。この画像では分かりにくいですけど、両手に鋭い爪を持っていて怪力の持ち主でもあります。こう見えて意外に活発で、勝手にバスケットケースから出て隣の娼婦の下着を盗んだりしています。最低ですね。

彼の動くシーンはものすごいカクカクで、それもある意味見どころの一つです。たぶん粘土をひとコマひとコマ動かして撮ったのでしょうね。ああいう動きもまた趣があっていいですし、このチープなデザインにあれがうまい具合にあっていました。

そんなこんなで、前半までにこの奇妙な兄弟と奇妙な世界観とチープさを存分に楽しんだあと、物語はすこしシリアルな方というかドラマチックな方向に向かいます。これまで兄のいいなりとなり兄の望むままに行動してきた弟ですが、唯一の理解者だったおばさんを亡くし、医者を殺すという兄の目的の手伝いも果たした今、自分なりに好きなように行動したいという当然の欲求が弟の中に芽生えたのです。

好きな女性も出来て、自分の好きなように生きたいという弟の邪魔をするのは兄ベリアル。自分が普通に生きられないのに、弟だけが恋人と楽しくデートしたりするのは言語道断といわんばかりに、デートの邪魔をしたり、弟にテレパシーで文句ばかりいいます。あげくの果てに最後は相手の女性を殺し、屍姦。やっぱり最低ですねこいつ。

最後はもみ合いとなった2人が窓から落下し、ベリアルはなんとか2人とも助かろうと必死にドゥエイン(の首)を持ちながら看板にしがみつくのですが、首を〆られたつづけたドゥエインは意識をおとし、そのまま2人で落下。続編があるので一応生きてはいるのですけど、本作としては2人共死んでしまいエンディングという流れ。

ただのモンスター映画ではなく、奇妙な兄弟愛や健常者の弟としょうがい者の兄の2人の関係など色々な要素がまざりあい、凄い映画だったとは思うのですが、この兄弟の人間らしさまで描こうとしたならもうすこし深くやってほしかったというのが本音です。

こんな奇妙な兄弟じゃなくても、わがままなしょうがい者の兄とそれを支える少し気弱な弟という設定はそれだけでけっこう深いドラマティックな映画ができそうな、というかすでにありそうな題材なのに、それをサブ要素としてつっこむのは色々無茶があったのではないかとおもいます。

最後のラストシーンでベリアルがドゥエインを助けようとせずに、2人でそのまま落下して死んでいれば完璧な映画だったのに・・・



コンスタンティン

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コンスタンティン
('A`)制作国アメリカ。制作年2005年。劇場公開作品
('A`)監督:フランシス・ローレンス。出演:キアヌ・リーヴス。レイチェル・ワイズ他





※以下ネタばれ注意※






あらすじ
異界に属する者を見分けることができる特殊な能力を持つ孤独な男、コンスタンティン。彼はその能力を使い、人間界に侵食しようとする悪を退治し地獄へと送り返すため戦い続けていた。一方、ロサンジェルス市警の女刑事アンジェラは、双子の妹イザベルが謎の飛び降り自殺を遂げた事実を受け入れることが出来ず、真相を究明しようと独自の調査を始めていた。やがて、アンジェラはコンスタンティンに接触を図る。世界の異変を敏感に感じ取っていたコンスタンティンは、アンジェラの話が関係していると思い、イザベルの自殺の謎を解くため一緒に行動を開始するのだが…。(all cinemaより引用)


なんといいますかもうすこし早く見ればよかったですね、個人的な事情ですけど。

つい最近映画化もされた『聖☆おにいさん』、私も原作を読んでいるのですけれど、あの漫画のほのぼのとした悪魔・天使がどうしても脳裏にちらついてしまい、(これがあのガブちゃんで、これがルシファーかぁ・・・)とかつい考えてしまいどうにもダメでした。

まぁそういうどうでもいい事情はさておき、内容の方ですがなかなかに難しいものでしたね。
冒頭でいきなり現れるナチスの旗に包まれた槍。これをみた瞬間「天使・悪魔にナチス混ぜちゃったの?地雷なの?」なんて思ったのですけど、ナチスは全然関係なかったですね。槍の方でしたね重要なのは

場面は変わり、悪魔に取り付かれ蜘蛛のように天井に張り付く少女の部屋に舞台は移ります。
困り果てる家族たちの前に颯爽と現れる煙草をふかした男「ジョン・コンスタンティン」、手際良く悪魔に対する対処を施していくのはまさしくプロの姿です。

キアヌの登場がだいたい3分50秒くらいで、はじめての悪魔を追い払い物語のプロローグ的な部分が終わるまでが10分くらい、冒頭はすごく良い流れで進み本編に入っていきここまでは私も大満足でした。

冒頭が終わりあらすじに追いついたところで、この映画の最重要要素である「悪魔と天使」についての説明に。この世界では天国と地獄というものは現実のすぐそばにあるそうで、ジャンプで連載中の「ブリーチ」の影の帝国?や、ジョジョの鏡の中の世界のように立ち位置が違うだけで、天国と地獄はすぐそこにあるらしいです。

そしてこの人間界はその中間にあり、ハーフブリードと呼ばれる人の姿をした天使や悪魔が、人間界に大きな影響を与えない程度に人間に影響を施し、どちらが多く人を殺したか救ったかと神とサタンが争っているらしいのです。恐ろしい話ですねまったく。

そして今回の騒動の原因はハーフブリードではないサタンの息子「マモン」が、人間界に自分の帝国を築こうと侵入しようとしてるのが原因とつきとめ、コンスタンティンたちがなんとかしようとがんばるというのが本作の本筋というわけです。

大学の関係もあり、ほんの少しですけれどキリスト教をかじっている身としては色々疑問に思う点は多かったですね正直。ガブリエルの羽が黒かったのは伏線だったのでしょうか?黒い羽根は堕天使の物のはずですし本来。あと、なぜかマモンがサタンの息子扱いとか、マモンのはずなのにビーマン(仲間)がハエにたかられて死んでいたのか、全能のはずの神がなんでガブリエルの考えに気づかなかったのかとか色々ありますけど

これ言い始めると、宗教を題材にした映画けっこう全部ダメになっちゃいますから、ここはとりあえずおいておきましょう。別に原作どおりじゃないとダメってタイプでもないですし。

色々な疑問を全部無視して、「人を超越した存在達の争いと、それに関わるコンスタンティンたちの話」程度に置き換えて考えれば、とりあえず良い映画だったと思います。とりあえずというのは、私は宗教抜きにしてもコンスタンティンのオカルトな部分に一々疑問を持ってしまう性格だからです。

たぶん私は相性が悪かったと思います。私は一々なんでそうなったのかとかを気にする性格ですし、中途半端な知識を持ってしまっていますし、自分の思い込みをけっこう押しつけるタイプですから。あと、聖☆おにいさん見てますし。

それにしても、超能力や悪魔の力で不思議なことが起こるのは納得できるのに、コンスタンティンみたいなオカルトなやり方で不思議なことをすると疑問が出るのは、自分でも不思議なところです。なんででしょうね

ガブリエルの人間時の姿はすごい好きです。配役については監督と気が合いそう。


COBRA THE ANIMATION「さまよえる美女の伝説」

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COBRA THE ANIMATION「さまよえる美女の伝説」
('A`)制作年2010年。
('A`)コブラ:内田直哉。アーマロイドレディ:榊原良子。エリス:井上麻里奈




※以下ネタばれ注意※




あらすじ
親友のジョニーから連絡を受け、とある港町の灯台にやってきたコブラ。約束の時間になっても、なかなか姿を現さないジョニーを心配したコブラは、漁師たちから、彼がバロン島の近くの海で、宝探しをしていたことを聞く。そこは何人もの美女の亡霊が海底をさまよっているという伝説のあるいわくつきの場所だった。ジョニーの行きつけの酒場のマスターから、彼の録音機を預かったコブラは、そこで沈没船の美術品を集める女性・エリスと出会う。エリスは古代の歴史を専攻する学生で、ジョニーの行方を追って、バロン島に向かおうとするコブラの船に、調査のために乗り込んでくる。仕方なくエリスを連れ、バロン島へ出発するコブラだったが……。(ブイチコムより引用)

前にも一度コブラ自体の記事を書きましたが、やはり全10巻を超える原作を持つ作品を一つの記事でまとめて書くのはどうにも薄っぺらくなるし、魅力を1ミリも伝えられていないのではと思い、2010年にTVで放送されたコブラ・ザ・アニメーションの5話の感想をこの記事では書かせていただきます。

なぜ5話なのかというと1~4は全てつながった話でして、途中から書くのもなんだか違うきがしますしかといって全部書くのも疲れるなぁと正直思いまして、それで1話完結の5話の感想というわけです。残念ながらこの回ではレディは出てこないのですけれどね。


本編の感想に入る前に、まずはこの動画をどうぞ




コブラの世界観を崩すことなく、これから始まる本編への期待を十二分に膨らましてくれる素晴らしいOPだと思いませんか!いやまったくセクシーったらありゃしない。正直何言ってるのかは分からないんですけど、Sasja Antheunisさんの妖艶な歌はコブラのOPとして100点だと思います。

コブラの主題歌は、OVAも初代アニメも素晴らしいものばかりですしね

さて本編の感想ですが、いつもだったら色々くさすのですが元が30分のアニメですので、ネタばれまでしてもそう長い感想にはならないと思います。

とりあえずあらすじでさらっと書かれている「コブラの船」これにまず驚きました。だってこれほんとはコブラの船じゃないんですから。本当は、ハードゲイばりの短パンを履きこなすほどのファッションセンスを持つ男の船なのですが、コブラと関わったばかりにこの男は殺されてしまったのです。しかし、そんなことは日常茶飯事のコブラは大して気にもせず船を勝手に使い島まで自分で行ってしまったというわけですね。

いくらスペースついてるとはいえ、海賊なんですから船くらい買えばいいとは思うんですけどね。
潜水艦持ってますし

4人のチンピラに狙われるコブラですが、宇宙をまたにかける海賊ギルドの化け物たちを相手に戦うコブラにとっては、こんなチンピラどもは相手になりません。ばったばったと倒していき、ついに宝石の正体をつかみます。しかしその時、ついにチンピラのボスが正体をあらわに。

ボスの正体はなんとエリスだったのです。生真面目な学生というのはウソで、実は最初からコブラから横取りするつもりでついてきていたのですこの女は。エリスの正体に一応驚くコブラですが、こんな展開は単行本でも腐るほど味わってきたベッタベタな展開、簡単にエリスを返り討ちにします。

エリスの眠る海に向けバラを一輪投げいれるコブラ。
そして彼女のことを思い出し、二言

「君の言う通り、男は皆うぬぼれ屋さ。そして女は永遠に謎か」

たとえ殺されそうになった相手でも、コブラは自分が狙われた程度では死んだあとまで恨むようなうじうじしたことはしません。なんともまぁ男らしいやつですよ。



そして、エンディングは松崎しげるさんの『君の歌』
コブラの飄々とした態度の中に潜む、過ぎ去った人々やレディに対する思いが哀愁たっぷりに表現されています。

とりあえず私がいいたいのは、主題歌が両方いいってこととコブラがかっこいいってことです。
あと、女性キャラの服装がセクシー




ウィラード

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ウィラード
('A`)制作国アメリカ。制作年2003年。劇場未公開作品
('A`)監督:グレン・モーガン。出演:クリスピン・グローヴァー。R・リー・アーメイ他






※以下ネタばれ注意※






あらすじ
彼は疲れていた。父は亡くなり、母は介護を必要とする体だというのに、ヘルパーを雇うお金もなく男1人で母の介護をしつつ会社に働きに行く毎日に。職場では毎日のように上司に文句を言われ、母の介護の話をしたところで意味もなく、それによっておきる仕事への問題ばかり指摘されるだけ。そんなときに自宅の地下にネズミが発生していると母に言われ、仕方なくネズミ対策の道具をしかけようとするも、目当ての道具は売っておらずネズミ捕りをしかけるのに失敗し指を痛めてしまう。ストレスの限界に達していた彼に前に現れた1匹の白いネズミ、罠にかけられ身動きが出来ない状態のネズミに親近感ともいえる感情を持った男はネズミを助け、地下で飼い始めることに。



ネズミがわんさかでてくるパニックホラー映画『ウィラード』
本作は1971年に劇場公開された『ウィラード』のリメイク版だそうで、旧作の方は続編の『ベン』という映画まであるみたいです。これ系で続編出たり、リメイクまでされるなんてすごいですね。

一応ジャンルとしては、モンスター・ホラー系の映画ではありますが、内容はまったくそういうものではありません。後半はたしかに鬼気迫る展開ではありましたけど、それまではあくまで気弱な青年の日常+ネズミとの親交がメインの映画です。

ネズミと仲良くなり、その調教に精をだすウィラード。そんなこんなで生活しているうちに、上司に対してどうしても我慢が出来なくなったウィラードは、夜にわざわざ電車を乗り継いで上司の家まで行き、訓練したネズミをつかって上司の新車のタイヤをパンクさせます。このあたりから、ちょっとウィラードの黒い部分が出始めるんですよね。

主人公のウィラードは気弱な青年だけれど、ネズミを助けたり母親の介護をしたり心は優しい青年。だと思った時期が私にもあったんですけど、どうにもそういうわけでもないみたいで、なかなかクズな部分というか良い言い方をすれば人間らしい部分のある青年なんです。

母親の介護も嫌々やっているし、上司に嫌がらせをするためにわざわざ電車でネズミを持っていくし、その帰りにつきまとってきた犬をネズミの入ってるカバンに放り込む(後から逃がす)し、上司にいじめられたあとに同僚の女性に助けてもらったのにお礼も言わないし、そもそも仕事がそんなに出来ないみたいだし、関係ないけど調理油オナニーも昔やっていたみたいです。(母親にばれてる)

極めつけは、飼っているネズミの間でも愛情の優劣をつけていることですね。白くて賢いネズミは「ソクラテス」と名付け可愛がるくせに、体が大きく、ソクラテスくらい賢いネズミは「ビッグ・ベン」と名付けはしても、全く可愛がらず、ベンが近寄ろうものなら「僕が肩に乗せるのはソクラテスだけだ!」と追い払う始末。

体が大きく賢いベンは、ネズミとしては優秀なネズミのはず。自分が普段から上司に足蹴にされている怒りをベンにあてているとも思えるこの態度は、最低でしたね。逆に、平和主義で賢いソクラテスを自分と同じとうぬぼれているのか、ソクラテスのことだけを異常に愛する始末。根本的に人間性に問題がある主人公です。

色々あって上司にソクラテスが殺されそうになっているときでも、ここでソクラテスを助けたら自分が会社をクビになることを心配し助けないで、そのあとにそれまでさんざん足蹴にしたベンまで利用して上司に復讐を果たす陰湿さ。これだけでも最低なのに、その更に後ベン達ネズミも皆殺しにしようとする最低以下のクズ人間です。

ラストのウィラード対ベンは鬼気迫る展開で、最後の最後までおもしろかったです。ラストシーンがサイコみたいだったのはよく意味がわからなかったですけど、なにか理由があるのでしょうきっと。

主人公もそれ以外の登場人物もどうにも問題があるキャラクターばかりの映画ですけど、これは良い映画でした。演出も役者もいいですし、細かいところまで設定が出来ていて面白かったです。ネズミのキャラもいいですしね、ビッグ・ベン大好きです。


旧作の方はDVD化されていないらしいのが残念。



オーメン3

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オーメン3
('A`)制作国アメリカ。制作年1981年。劇場公開作品(20世紀フォックス)
('A`)監督:グレアム・ベイカー。出演:サム・ニール。リサ・ハロー。ロッサノ・ブラッツィ他






※以下ネタばれ注意※






あらすじ
32歳になった悪魔の子ダミアン・ソーン(サム・ニール)は、総合商社ソーン・コーポレーションの社長であり、アメリカ合衆国大統領顧問という最高の地位についていた。大統領から駐英大使の任務を与えられた彼は早速イギリスへと渡った。一方、イタリアのスビアコ修道院のデ・カーロ神父(ロッサノ・ブラッツィ)は、7つの短剣をもっており、その調査の結果、ダミアンが悪魔の子であることを知り、7人の修道僧に1本ずつ剣を与えダミアン殺害を命じた。(Movie Walkerより引用)



『オーメン 最後の闘争』ダミアン・ソーンという悪のカリスマの人生を描いた3部作のラスト、当時『オーメン』シリーズを見ていた方たちはこの作品が待ち遠しかったでしょうね。ダミアンは死ぬのか、それとも悪が勝つのか、まるで『デス・ノート』の結末に様々な想像を働かせていた私の子供時代のようにドキドキして見たことでしょう。

冒頭のメギドの短剣が神父たちに渡されるまでのシーン、ダイジェストのような流れだったのは少し気になりましたが、いきなり神父が全部集めていると言われるよりはちゃんと経緯を示してくれたのは良かったと思います。DVDの表紙裏でそのシーンがすごいみたいな説明書いた担当は許しませんけど。

イギリスでキリストが再び生まれる事を予知したダミアンは、駐英大使としてイギリスに向かうことに、ここでもダミアンが駐英大使に任命されるために現大使は悪魔の力によって自殺に導かれています。(ただの自殺かもしれないけど)相変わらずの悪魔の力と、大人になり完成された知性と権力を序盤から視聴者に存分にみせつけるダミアン。表紙に写っているちょい悪になったネビルロングボトムとは大違いです。

前作のジョナサン演じるダミアンほどの不気味さは、大人ということもあってか少し薄れていますけれど、サム・ニール演じるダミアンも十分魅力的ですし、ちゃんと成長した姿って感じで良い配役だと思います。

BBCの女キャスターの番組に出演している時に、最初の刺客がダミアンの命を奪いにくるのですが、彼はいったいどういう意図があってか知らないけれど、スタジオのセットの上に登りそこからコードが足にひっかかり逆さ吊りになった状態で炎に焼かれ事故死してしまいます。初っ端から『オーメン』特有のショッキングな殺し方は健在だと示したわけですね。

どうでもいいけど、セットの上から飛び降りてダミアンを殺すつもりだったのなら、完全にあほですよねこの刺客。外で狙うつもりならそこまで近寄る意味が分からないし、大使を殺す時点で国際問題になるであろうことは当然なのに、自分の姿を晒すつもり満々とか何考えてたんでしょうこの刺客。

前回に比べ、悪魔信仰がさらに大きなものとなっているダミアン。丘の上でキリストが父親と話すように、ダミアンは地下で悪魔と会話(独白)します。なぜか置いているキリストの像に脅し文句を吐いたりしながら、1人で話し続けるダミアン。このシーンはちょっとカッコ悪かったですね、何かにすがるカリスマなんて見たくないです。

キリストが生まれ自分の力が弱くなったというダミアンですけど、刺客は全員皆殺しにします。キリストがどの赤ん坊なのか分からないダミアンは、その日に生まれたその地域の赤ん坊まで手下を使い皆殺しにし、最後には女キャスターの息子を手先にして最近赤ん坊をでかした部下の嘘を見破り、「息子(キリスト)を殺せ」と部下につめよるほどです。

今回のダミアンは、基本的にどこか追い詰められたところが多かったり、悪というよりはキリスト教の敵としての悪魔信仰のカリスマ的なところが中盤から見え始め、2に比べ「悪のカリスマ」という魅力は薄くなっていました。ラストを考えるとどうしてもカッコいい風には作れなかったのは分かりますけど、少し残念でしたねそこは。

ラスト、すったもんだあった後に短剣により貫かれ瀕死のダミアンの前に、マリア様に抱かれるキリストのような光が刺し、自分の敗北を認めたダミアンは静かに眠りにつき、エンドロールが流れます。

オーメン1,2でメインとなっていた悪魔の恐ろしさが本作では薄れていたため、これまでの前2作とは根本的に違う映画ともいえるのかもしれません。悪に気づき、おびえたあとに、ようやく立ち向かった人々がメインともいえる本作。そのため、シリーズとしては良い流れとは思いますけど、1本の映画として見た場合は、結局正義が勝つだけの単調な映画ともいえるでしょう。

まさか3だけ見る人がいるとは思いませんけど、見るならせめて2だけでも見といてほしいんです。


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